留意事項

留意事項

設計時

地質状況を把握する。特に玉石、礫径に留意する。また、地質調査に基づき適切な設計N値や土の単位体積重量、粘着力、内部摩擦角を決定する。
設計外力(将来荷重を含め)の確認を行う。
施工位置への重機(バックホー又は建柱車)の搬送・設置が可能か否かの確認をおこなう。
地下埋設管等の調査・確認をおこなう。
上空障害物の調査・確認をおこなう。


施工時

杭の鉛直方向に留意して杭を打設する。
地下埋設管に接近している場合は必ず防護を行う。
最終打ち止め高さ(レベル)に留意する。
杭打設の途中で礫等の障害物で、打設が困難となった場合は障害物を取り除いて打設するかまたは設置位置を変更する。
障害物を取り除いた場合は、セメントミルク等で地盤を補強する。
上空障害物に留意する。
官民境界に接近している場合は、民地側の承諾を得た上で施工する。


維持管理等

スパイラル杭には溶融亜鉛メッキ(HDZ55)を施しているため、一般状況下では50年以上の耐久性があり、また地下構造物であるため基本的には維持管理は行わない。
車両衝突等の不慮の事故により変形・損傷した場合は、台座までを掘削し損傷度合いを確認の上、その対策をおこなう。


その他

状況により上部構造物の移設が必要となった場合は、撤去後再利用が可能か否かを確認のうえ、可能な場合は再利用を行う。